いまどき農業が好き!畑いじりが好き!なんて若い人は少なくて、わたしもそのひとりで、畑仕事には興味ありませんでした。
でも義祖母から毎週お野菜をもらって、なんかお手伝いできないかなと思ったのがきっかけで、そのうち早朝6:00から畑作業をすることになり、気づけば2ヵ月経とうとしています。
正直、夏野菜が終わったらお手伝いを引退しようと思っていましたが、こんなに畑手伝いが続くと思いませんでした。
最近では畑の一角を分けていただいて、自分でブロッコリーやキャベツを育てています。
継続できた理由は、ひとつは早起きを続けるぞ!という意地もありますが、それ以上に畑作業はわたしにいろんなものを与えてくれました。
まずは、なんといっても早起きが習慣になりましたね。
5:30に起きて、徒歩5分ほどの畑に行く。
早朝は車が少ないので、排気量もほとんどなく、空気が澄んでいます。
天気のいい日の朝は空も澄みきっていて、頭も身体も冴え、いい一日のスタートを切れますよね。
そしてご近所のおかあさんたちにご挨拶。
80歳越えているのに、朝っぱらからみんな元気なおかあさんです。
ひきこもりのわたしなので、「おはようございますー」と言葉をかけてもらって凄く嬉しい。
畑作業をし始めると、近所のおかあさんたちと仲良くなって、お野菜やお菓子を分けてもらったり、種や苗を交換したり、ちょっとした交流ができるので元気をもらえます。
ちなみに、畑や農業に興味があるんだけど、場所もコネもないし・・・という人は、畑や田んぼが広がっている場所を毎日散歩してみるといいかもです。
それでおかあさんやおとうさんに声をかけてみて、畑に興味があるんだということを伝えれば、ワンチャン畑をタダでわけてくれると思います。
というのも、近所の畑を持っている人を見ると、やはり高齢の方が多いし、広い畑をひとりで管理しきれないので、お手伝いしてくれると凄く助かるんです。
そこで作業している方たちは若い人に優しいですし、なにより異なる世代の若者に興味深々です。
はじめて家庭菜園をはじめるにしても、大先輩から知識を学べるので、機会があれば近所の方に声をかけてみるといいですね。
そして、作物を育てたり、収穫したりする楽しさがやみつきになります。
野菜やフルーツ狩りをしたことがある方はわかると思いますが、自分で収穫したものをいただくのは特別おいしく感じますよね。
子どもの頃、朝顔の成長が毎日たのしみだったように、すくすく育つ野菜の芽を見ていると、なんだかほっこりします。
でも、こんな素敵なことばかりではもちろんなく、泥くさい作業も付きものです。
草取りをしたり、肥料をまいたり、虫予防や台風対策もしたりと、と結構な重労働です。
はっきり言って、コスパは悪く、労働に対しての対価は求めるべきではありません。
それでもやる価値はいくらでもあります。
自給自足は生きるための知恵にもなるし、自然の土を触ることでメンタル回復にもつながるというエビデンスもあります。
わたしは毎日1時間ほど畑に行っていますが、自分の時間を最高に過ごせている瞬間だと思います。
日々の喧騒から離れ、自然と一対一で向き合える場所には、ものすごいエネルギーをもらえるんですよね。
畑作業をするのは、節約にも運動にもなるので、寒くなる時期まで続けていきたいと思います!